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月刊 人材教育 2015年07月号

人事の職場拝見! 第53回 コネクシオ 組織の壁を越える 連携を意識した組織と新教育制度

モバイル端末販売とソリューション提供で成長を続けるコネクシオ。同社では、「人の質」で他社との差別化を図るべく社員教育に力を入れる。人事部の取り組みや教育制度改革からは、「つながり」や「連携」といったキーワードが浮かんでくる。



人をつなぐ、価値をつなぐ
コネクシオ
■会社データ
創立:1997年
従業員数:4828名(2015年3月31日現在)
事業内容:携帯電話の卸売・販売及び携帯電話を利用したソリューションサービスの提供 など
■部門データ
人事部:52名、うち人財開発課7名
職務内容:新卒採用、人財育成・教育、人事考課制度策定・運用 など

取材・文・写真/田邉泰子

課横断のプロジェクト

携帯販売代理店として、ドコモショップなどの主要キャリアの販売店運営をはじめ、スマートフォンや携帯電話の販売、業務用携帯電話を利用したソリューション提供を行うコネクシオ。

社員の約7割がモバイル端末販売に関わる同社の人事部は、全国で50人を超える大所帯だ。

「本社には人事課と人財開発課、東日本人事課と多様性推進室の4つが集まっています。各課の役割は異なりますが、自然と情報を共有し、連携し合う関係ができています」と、人事部人財開発課課長の平山鋼之介氏は話す。

特に理由がなくても一緒に食事に行くなど、もともと社員同士がフランクに付き合える風土があるが、業務でも「横のつながり」を意識し続けてきた。

特筆すべきが、課の垣根を越えた研究プロジェクトである。各課から1、2名ずつ集まるチームをつくり、部が直面する課題の対応策を考える。2014年度は「採用の多様性」「現場社員の離職抑止」「社内の資格制度」「シニア層社員の活性化」について、4つのチームが半年間研究を進めた。

「メンバーが取り組む課題は、各自の主業務とは異なるものです。他の課への関心が高まり、互いの業務内容を踏まえた深いコミュニケーションが可能になります」

現場と人事の教育を融合

「社員一人ひとりが、お客様から『あの人から買いたい』と思ってもらえる存在になることが理想」(平山氏)という同社では、社員教育体系を見直し、この4月から「コネクシオカレッジ」という名前で教育を再スタートさせた。

これまでは、変化の速いモバイル業界に対応するため、人財開発課が行う基礎教育と各事業部が行う実務教育を完全に切り離して設計していたが、それらを融合し、再構築したのだという。

「基礎教育と実務教育は互いに連携し合う関係にあるという発想に切り替えました。基礎で学んだことが現場で活かされ、実務の内容が当社の理念や行動指針と紐づいてこそ、教育の意味があると考えたからです」

再構築にあたり事業部の研修内容を見直すと、各部署の経験と知恵が詰まった充実した内容だった。中には全社で共有したいものもあれば、人財開発課で扱う内容と重なるものも見つかった。

「社員からすれば、どこで学ぶかよりも、必要なことをモレなくダブリなく学ぶことのほうが重要です。その点を意識してリニューアルを図りました。また、各事業部のノウハウを横展開し、社員全体を底上げすることも狙いの1つです」

行動指針と手挙げ研修

「階層別研修」「自己啓発プログラム」「実務教育」など5つの分野に分かれたコネクシオカレッジでは、一部の研修を除いて手挙げによる参加が原則だ。

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