J.H.倶楽部

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月刊 人材教育 2011年11月号

インストラクショナルデザイナーがゆく 第54回 もはや企業人の常識に!?新エネルギーの知識

寺田 佳子(てらだ よしこ)
ジェイ・キャスト執行役員、IDコンサルティング代表取締役、日本イーラーニングコンソーシアム理事、IT人材育成事業者協議会理事、eLP(eラーニングプロフェッショナル)研修委員会委員長、JICA情報通信技術分野課題支援委員、JICA─NET Instructional Design Seminar講師、ASTD(米国人材開発機構)会員。著書に『IT時代の教育プロ養成戦略』(共著、東信堂)など。http://instructionaldesign.blog97.fc2.com/

企業研修で新エネルギー?

お恥ずかしい話だが、つい最近まで、「新エネルギー」と「再生可能エネルギー」の違いがわからなかった私、である。「新エネルギーとは?」と問われて、「えー、それはですね、風車とか、太陽熱温水器とかをですね、△×○……」とモジモジしていた私、である。だから、「新エネルギー概論コース」の開発、それも一般のビジネスパーソンを対象にしたものを、と相談されて、ちょっと焦った。ビジネスパーソンにエネルギーの研修?太陽光パネルを製造しているとか、燃料電池車を開発しているとか、そうした企業の、研究開発部門やエンジニアのためのトレーニングコースというのならわかる。しかし、企業人の常識として、営業マンもマーケターも、「新エネルギー」について学んでもらいたい、考えてもらいたい、というのである。はて?「3.11」以降の計画停電以降、我々は日々の電力の使用状況について非常に敏感になった。会社でのコマメな節電対策にも慣れ、「昔は無駄に明る過ぎたんだよね~」とポジティブに微笑むこともできるようになった。企業も個人も、「エネルギー消費の無駄をなくすこと」、つまり省エネに関しては、随分賢くなったといえる状況だ。このうえ、エネルギーについて、何を学ばせ、何をさせたいのか。エネルギー密度?エネルギー回収年数の計算式?それとも……「いえ、そこをぜひご提案いただきたいわけです」クライアントは、すっかり肩の荷を降ろしたような表情で、こちらをうかがっている。あっ、そうゆうことですか!社会的なニュース・課題について、感度のいい人材育成担当者なら、「いち早く研修メニューに加えるべきだな」と考える。しかし、どういうアプローチが魅力的で効果的か、というブレイクダウンが難しい。具体的な学習目標と評価基準は深掘りすべきだから手を貸してほしい、ということである。

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