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月刊 人材教育 2013年01月号

人事の職場拝見! 第24回 クレディセゾン 女性の活躍が成長の原動力 活気ある人材が支える新戦略への転換

総会員2,473 万名、クレジット取扱高トップクラスを誇るクレディセゾン。その成長を支えているのが、生き生きと、働くことを楽しむ女性社員だ。新たな経営路線へと舵を切る中で、彼女たちをどうサポートし、成長を促すのか。その取り組みの一端を紹介する。

マルチコア事業体制へ本格始動
クレディセゾン
■会社データ
設立:1951年
従業員数:連結3,598名/単体1,865名(2012年3月31日現在)
事業内容:クレジット、リース、信用保証、ファイナンス事業、ウェブ事業
■部門データ
人事部:33名
職務内容:給与関連、人事制度、人材育成全般

前例にとらわれないチャレンジ精神を育てる

クレディセゾンでは、2 01 2 年、“ヒューマニズムの風土創り”をスローガンに、「女性活躍度No.1」「大切なのはやりきる力、情熱の持続力」など、20 項目の行動指針を掲げた。“クレディ人”としてめざすべきものを改めて明確化することで、社員一人ひとりの意識を高め、自発的な行動を促すのが狙いだ。

同社が期待する人材は、“前例にとらわれない人”。人事部長の武田雅子氏は、「当社の社風は常に新しいものを意識し、チャレンジしていくというもの。ですから、新しい価値やルールを作り出し、かつ自らの判断で動き出せる人を評価します」と力強く語る。

そうした積極性と企業アイデンティティは、人事部主導の研修にも表れている。「出来合いの研修を実施することはまずありません。たとえば、ロジカル・シンキングひとつにしても、“クレディらしさ”を追求し、クレディの社員にきちんとフィットするようにカスタマイズしています」

もちろん、初動教育にも力が入る。入社から3 年内に、自ら発想し、周りを巻き込んで動ける社員へと育て、クレディ人としての基礎を築いているのだ。

時短からフルタイムへの復帰を積極サポート

カウンター業務などの事業特性に加え、女性ならではの気配りや仕事への真面目さを高く評価するクレディセゾンには、圧倒的に女性社員が多い。その数は、正社員1,865 名(単体)のうち約77%を占める。そのため育児休業者も年間200 名前後、時短勤務も全社員の7 ~ 8%と高い。「みんながきちんと働くから、時短や育児休暇の社員が多くても成立する。女性がいつまでもやりがいを持って働ける環境なんです」

産休や育児休暇からの復帰を支援する企業は多いが、クレディセゾンの特色は、子どもの成長とともに時短からフルタイム勤務へと復帰する社員のサポートだ。

同社も以前は、育児休暇からのソフトランディングに対応した研修を行っていたという。しかし、多くの女性先輩社員によって、その部分は地固めされた。そこで次のステージとして、フルタイムへの復帰を後押しする研修へと切り替えた。「子育てを通して受容力が高まったり、肝が据わったり、価値観も変わる。それら、子育てで得られることを生かして、まだまだ活躍できると気づいてほしいのです」

人としての成長を大切にする風土があるからこそ、子育てと仕事のシナジーが高くなる、と武田氏はいう。

社員の内的キャリアを集約し事業拡大に対応

現在、クレディセゾンは主力のクレジットカードビジネスに加え、リース・レンタル事業や信用保証事業、ネット事業を新たな収益の柱へと成長させる経営戦略にシフトしている。

それに伴い、新たな業務体制の構築と人材の育成が求められている。2012 年下期から次期にかけ、教育のカリキュラムをつくり変えると同時に、社員の意識転換を図る計画だ。さらに人事配置では、育成を重視したローテーションを課題としている。「まずは、全社員に自分自身で内的キャリアの棚卸しをしてもらいたい。

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