J.H.倶楽部

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月刊 人材教育 2010年11月号

ハンガリーに学ぶ、考える力を伸ばす教育

ピーター・フランクル氏
数学者/大道芸人
ハンガリー出身の数学者・大道芸人。紙とペンさえあれば研究できる数学の魅力に惹かれ、数学者の道を志す。1988年より日本在住。

取材/井戸沼 尚也、文・写真/高橋 美香

考えるということは主体的に生きること

私たちの日常生活には考えるべき場面が多々ある。ところが最近では、自力で考えることは「面倒なこと」と捉えられがちだ。

その原因の1つは、サービスが充実し、考えなくても済む世の中になっていること。旅行ひとつとっても、パック旅行ならば、行き先を考えずに安く旅ができる。けれども、それでは他人が考えたルートをたどるだけで自分の自由を売っているともいえる。

考えるとは、主体的に生きることだ。旅行の行程という些細なことでも、自分は何に興味があり、何を見たいのかを、自分で考えて決断を積み重ねることで主体性が育つのだ。

考える力を養うハンガリーの教育

私の母国、ハンガリーでは、考えることを重視した教育が行われているが、日本と最も異なるのはテストの方法である。

日本の場合、答えだけ解答欄に記入することが多い。正解は1つであり、考えた経緯よりも、“結果”で採点される。ところがハンガリーの場合は、数学も国語も論述式。最終的な解答が間違っていても、解を導くプロセスが正しければ、満点とはいかなくても評価してもらえる。

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