J.H.倶楽部

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月刊 人材教育 2010年11月号

特集 基本シリーズ 基本能力 読む・書く・考える 考える力を強化する

思考系スキルブームの終焉

ビジネス界ではこの10年、手を変え品を変え、さまざまな思考系スキルがブームとなってきた。2000年前後に登場したロジカルシンキングを皮切りに、問題解決力、各種発想力などが続いた。

一見敷居の高いこれらの思考系スキルを、ぐっと手軽なものにして見せたのが2007年頃に登場した勝間和代氏。2008年には細谷功氏を筆頭に地頭力ブームが起きた。そして今は池上彰氏が好調だ。氏の「そうだったのか!池上彰の学べるニュース」(テレビ朝日)は、放送開始から4カ月経て、15~20%という高視聴率を維持している。

この池上氏の活躍は、長く続いた思考系スキルブームからの転換を示している。それを確認するため、ビジネス書の分野で、去年から今年になって話題になったものを追ってみよう。

マイケル・サンデル教授の『これからの「正義」の話をしよう~いまを生き延びるための哲学』、『超訳ニーチェの言葉』、『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』など、ここ1、2年、「本質的に考える」本がヒットしている。

つまり思考系スキルブームから、より本質的に考えることに重点が置かれているということだ。多くの人が複雑でわかりにくい社会や経済、政治などの問題を理解したい、どうにか変化を与えたいと考えているのではないだろうか。その気持ちが、現実の問題を取り上げ、噛み砕いて説明する池上氏への支持に結びついていることが見てとれる。

いまを生き延びるために求められていること

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