J.H.倶楽部

無断転載ならびに複製を禁じます。なお内容は取材・掲載当時の情報です。

月刊 人材教育 2011年04月号

韓国でeラーニングが ひっぱりだこ!の理由とは


寺田 佳子氏(てらだ・よしこ)
ジェイ・キャスト執行役員、IDコンサルティング代表取締役、日本イーラー
ニングコンソーシアム理事、IT人材育成事業者協議会理事、eLP(eラー
ニングプロフェッショナル)研修委員会委員長、JICA情報通信技術分野
課題支援委員、JICA─NET Instructional Design Seminar講師、AS
TD(米国人材開発機構)会員。著書に『IT時代の教育プロ養成戦略』
(共著、東信堂)など。http://instructionaldesign.blog97.fc2.com/

ソウル大で企業の人材育成を研究しているリー准教授は、フィールドワークと称して毎月のように日本にやってくる。そんなに研究するネタがあるのか、と日本人の私が不思議になるくらい熱心で、今回は、九州の某工場のベンチマーキングをしたあと、東京で、韓国のeラーニング企業であるE社のマーケティングのアドバイスをしているという。「eラーニングのことならテラダサンと情報交換するのかイチバン!」とFacebookでヨイショされて、待ち合わせしたのが都庁45階のカフェ・バー。高いところが大好きなリー先生のためのチョイスだが、実は夕映えのスカイツリーのシルエットと、『サムライ』『マイコ』などという名前のジャパニーズ・カクテルが、海外のお客様ウケするシチュエーションでもある。

韓国人はなぜ勉強熱心なの?

「でも先生、eラーニングは韓国のほうがよっぽど進んでいるじゃありません?」と、まず私。期待されても、参考になるような情報ないんですよね~、と予防線を張ったつもり。「たしかに、韓国ではCommunication-Driven Courses(コミュニケーションが主体の新しいスタイルの教育コース)が人気で、中でも英語版のグローバル・リーダーシップのeラーニングコースは、トップ企業でひっぱりだこですよ」とE社社長。「そうですかぁ。韓国の人材は海外へ目を向けてるのに、日本の若者はこのところひきこもり状態ですからねぇ」とさらに、予防線を高くする私。「そうだね。去年シカゴで開催されたASTD(米国人材開発機構)のカンファレンスの参加者を見ても、韓国からは390人で、日本からは103人。シカゴまでの距離は変わらないのに、なぜこんなに数字に開きがでるようになったのかなぁ」と、さすがベンチマークの達人、リー先生。

2人に挟まれていると、なんだか自分だけガラパゴスのゾウガメになったような気分だが、ふと疑問が湧いた。

なぜ韓国の若者はそんなに海の向こうをめざすのか?

そのモチベーションは正真正銘オートノミィ(自主性)なものなのか?

現地に飛んで疑問解決!率直な回答とはー

IDの性であろうか、このモヤモヤを晴らさずにはいられず、「そうだ、私も韓国でフィールドワークしよう!」と思い立ち、早速その週末、ソウルに飛んだ。いえ、「明洞でエステ」がしたかったわけじゃありませんから、念のため!

こちらはJ.H.倶楽部会員限定記事です。
ご入会後、続きをお読みいただけます。

残り:1,137文字

/

全文:2,273文字

【入会・年会費無料】

J.H.倶楽部は人事の仕事に役立つ特典が満載です!

  1. 総数2000本以上の人事の実務に役立つ記事(※)が閲覧可能
    ※専門誌『Learning Design』(旧『人材教育』)の記事
  2. 新サービス・お役立ち情報(調査報告書・ホワイトペーパーなど)の先行案内
  3. 会員限定セミナーへのご招待/講演動画・配布資料の閲覧
  4. 興味関心に沿った必読記事を、メールマガジンでお知らせ!