J.H.倶楽部

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月刊 人材教育 2013年09月号

おわりに 「他者を思う心がリーダーを育てる」

「他の人のことを考えることで、だんだん自分も幸せを感じるようになるんですよ」

「ブランドものを買うより、社会貢献をすることがかっこいいんです」

今回の取材を通して、リーダーたちが、発した言葉だ。リーダーたちは、ごく自然に自分よりも他者に目が向いているように見えた。なぜ、彼らは、自分よりも他者や組織全体、あるいは、国家全体、ひいては他国のことを考えられるのか。多くの人は、その他者を思う心にしばしば圧倒される。けれども、リーダーたちは、その心は徐々に育てることができるという。

Opinion2の岩田松雄氏(36ページ)は、「学問とは本来そのためにある」と言い、Opinion1の北康利氏(32ページ)は、学問と情報収集、人脈が視点を上げるのに役立ち、謙虚さが人のためへと向かわせるという。2人ともに共通しているのは、学ぶことと師との対話が、自分を成長させるということだ。

アクセンチュア(44ページ)の「私塾」は、まさにそうした取り組みといえるだろう。経営に携わるトップ層が、新しいリーダーに伝えたいことをそれぞれテーマを決めて伝えていく。リーダーとの会話を通じて、仕事への姿勢、社会問題の捉え方、自社の存在意義など、さまざまな問題を自分事として捉えるきっかけが生まれる。取材時も、新しいリーダーにとって刺激的な場として機能していることが十分に伝わってきた。そして、北氏、岩田氏の主張を体現しているかのように見えるのが、弱冠24歳のColumn税所篤快氏(40ページ)だ。

税所氏は、高校時代に一橋大学の米倉誠一郎教授と出会い、励まされたことで自信がつき、視野も広がった。大学時代に渡ったバングラデシュでは現地を歩いて情報収集をし、人脈をつくり、今では7カ国8 地域でプロジェクトを進める団体の代表である。

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