J.H.倶楽部

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月刊 人材教育 2013年09月号

特集 他者を思う心で組織を導く リーダーの人間力

未来が不確かな世界では、誰もが不安を感じる。その不安から、希望へと、視点を変えることがリーダーの役割である。リーダーの他者を思い、組織を思い、行動する姿を見た時、人の気持ちは変わる。リーダーの人間力とは、究極的には他者を思う、無私の心である。その心をどのように育むのかを本特集で探った。

はじめに「人間力に何を期待するのか」

「人間力を判断できる入試を」という下村博文文部科学大臣の発言が記憶に新しい。賛否両論あるだろうが、発言の背景にある「学力一辺倒ではない人間を育てたい」という思いに共感する人は多いのではないか。学力はもちろん大事だが、グローバル化や価値観の多様化が進み、さまざまな人と協働していかなければならない今、求められる能力は、一昔前よりも高度に複雑になってきている。

そもそも我が国で、「人間力」が公に議論されるようになったのは、経済財政諮問会議が2002年に提出した、「経済財政運営と構造改革に関する基本方針2002」がきっかけである。ここで、経済活性化のために提言された6つの戦略のうちの1つが、「人間力戦略」であった。これを受けて内閣府が「人間力戦略研究会」を設け、「人間力」が本格的に議論される運びになったのである。

こうした報告書をひもとくと、「人間力」への注目の高まりの裏には、我が国の産業競争力の低下、不景気、雇用不安といった経済の停滞と、変化が激しい環境の中で、個人がキャリアを描き、社会の中で経済活動を行いながら、自己実現をしていくことの難しさが感じられる。だからこそ、一人ひとりが自立し、相互にかかわっていくこと、すなわち人間力を身につけることで、より良い社会と未来がつくられることが期待されているのである。

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