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月刊 人材教育 2017年11月号

めざせ☆経営型人事 書籍に学ぶビジネストレンド 第56回 ビジネスパーソンの「身体」そして「心」を鍛える

ビジネスのトレンドを知っておくことは、経営や人材を考えるビジネスパーソンにとって必須である。
本連載では、データバンクに勤め、1日1冊の読書を20年以上続けてきた情報のプロが、
最新のビジネストレンドと、それを自分のものにするためのお薦めの書籍を紹介する。

菊池健司氏 日本能率協会総合研究所 MDB事業部 コンサルティングサービス部 部長

日本最大級のビジネス&マーケティング情報提供機関であるマーケティング・データ・バンク(MDB)所属(URL: http://mdb.jmar.co.jp/)。人事・研修関連セクションでは社員選抜研修の一環でMDBを利用する傾向が増加中。顧客とのコミュニケーションにおいては豊富な知識が欠かせず、読書を通じてさまざまな分野の情報を貪欲に収集している。モットーは、「1日1冊」「週末精読」。
E-mail:Kenji_Kikuchi@jmar.co.jp

前号では、ビジネスパーソンにおける休息の重要性と関連書籍を紹介した。疲労の蓄積は「仕事の効率」にも大きな影響を及ぼす。良質な休息は重要で、書籍は今後も登場するだろう。

一方で、パフォーマンス向上のために「身体を動かす」ことの重要性が高まると思う。

そこで本号では「運動」に焦点を当ててみる。ビジネスパーソンは、予想通り「運動不足」のようだ。

スポーツ庁が2016年11月に実施した「スポーツの実施状況等に関する世論調査」※1によれば、30代から50代で「運動不足を感じる」人の割合が非常に高く、30 代女性では87%近くに達している。

人事担当者は社員への「運動の奨励」をもう少し働きかけてみてもよいだろう。

社員の結束を強めるため「社内運動会」を復活させる企業が増加している。NPO 法人ジャパンスポーツコミュニケーションズが受託する社内運動会の件数は近年急増しているという※2。さまざまな観点から、運動会復活の流れは大賛成である。

また、社内にヨガスペースを設けたり、勤務時間内の「筋トレ」を推奨する企業も出てきている。こうした取り組みは、先進的なイメージを持たれやすいということもあり、就活生の注目度が高い。

日本より運動マインドが高いアメリカでは、フィットネスクラブの中にオフィスを作り「好きな時に運動ができる」ことを売りにする企業まで登場している。

ビジネスで成功するためには、「心・技・体」を意識しておく必要がある。身体を動かすことの効能は「心」を「鍛え」「落ち着かせる」ことにもつながる。

ここで人事担当者が今後注目すべき、運動関連書籍を分類してみよう。

①科学的見地に基づいたトレーニング書

②プロトレーナーによるトレーニング関連書

③ビジネスパーソン向けダイエット書

①は「運動の重要性と効果」を科学的に解説し、既に多くの良書が存在する。

②は実際に多くの成果を上げているプロによる書籍が多く登場しており、こちらも説得力がある。

③の増加は最近のトレンドといえるだろう。ダイエットはいつの時代も話題になるが、運動や食事を通じたビジネスパーソン向けの書籍は大きなマーケットが存在するように思う。

「適度の運動」は間違いなく、精神の鍛錬につながる。筆者はバドミントン愛好家であるが、活動を通じて、「運動の素晴らしさ」と周囲の方々から「心の大切さ」を大いに学んでいる。

「働き方改革」の要素には、運動を通じた「身体」と「心」を鍛える項目が入っているように思う。

次号は、ビジネスパーソンにとっての「見た目」というテーマでお届けする予定である。乞うご期待。

※1 http://www.mext.go.jp/sports/b_menu/toukei/chousa04/sports/1381922.htm

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