企業事例 マイスターエンジニアリング ライブラリを徹底活用し、 「学習する組織づくり」を推進

ホテルの設備管理からメカトロニクス、新エネルギーなど幅広い分野で「社会インフラ産業の担い手」として事業を営むマイスターエンジニアリング。同社は「学習する組織づくり」の一環として、日本能率協会マネジメントセンターが提供する定額制のeラーニング・サービス「JMAM e ラーニングライブラリ(以下、ライブラリ)」を導入している。今回、同社人事部研修室の山口泉氏、楠瀬由佳子氏にライブラリの活用法についてお話を伺った。


山口 泉氏
マイスターエンジニアリング
人事部 研修室
室長

楠瀬 由佳子氏
マイスターエンジニアリング
人事部 研修室

●お問い合わせ先
株式会社日本能率協会マネジメントセンター
パーソナル・ラーニング事業本部
〒103-6009 東京都中央区日本橋2-7-1
東京日本橋タワー
TEL:03-6362-4345(直通)
〈発信者番号を通知しておかけください
(平日9:00~17:15)〉
ホームページ:URL:http://www.jmam.co.jp/

定額で幅広いテーマを学べる

環境の変化が速く大きい時代において、社会資本を有効活用する“社会インフラ技術産業”を掲げ、自社の使命としているのがマイスターエンジニアリングだ。

同社の沿革は1969年、大阪にて創業し、1974年には大阪丸誠を設立してビル設備管理業務を開始。1991年に商号をマイスターエンジニアリングに定め、現在は「メカトロ事業」(装置の設計から製造・メンテナンスまでのトータルソリューション、半導体製造装置、医療機器、液晶製造装置、自動車産業機械等のメンテナンスなど)、「ファシリティ事業」(建物のトータル管理ソリューション、建築設備のエンジニアリングなど)、「新エネルギー事業」(産業用および家庭用太陽光発電システムの施工、省エネソリューションサービスなど)の3事業を柱に、グループ会社8社を有する企業に成長している。

同社は経営の基本として、中国の古典である『大学』の「家庭の幸福も会社や国家の繁栄も、まずは我が身を修めることから出発する」ことを大切にし、社員一人ひとりに、まず人間としての主体性を確立してほしいと考えている。そうした人材を育成するために、2年前の2015年に教育体系の整備に着手した。

同社の社員の約半分は、クライアントのもとに常駐し業務を行っている。そのため、一堂に集まって教育を受けることが難しいこともあり、PCやモバイル機器があれば場所を選ばず、いつでも学習できるeラーニングを導入した。

中でも、JMAMのライブラリを選んだ理由について、人事部研修室室長の山口泉氏は次のように述べる。

「eラーニングのベンダー4社で比較・検討をしました。JMAMを選んだポイントは、定額で、幅広い内容を学ぶことができるという点です。また、当社は『技術立社』を標榜する会社であり、“ライブラリの技術・技能系コースは使える”という声が上がりました。その結果、迷わずライブラリを選びました」

同社が選んだのは、マネジメント系コース、技術・技能系コースの全てを含む『全コースライブラリ』。基本的に、技術・技能系のコースは社員の自己啓発に使ってもらい、マネジメント系のコースを必須コースとして指定している。具体的には、全社員対象にコンプライアンス系6コースを必須としている(図参照)。

また、2015年からライブラリを継続して活用していることについて、山口氏はこう説明する。

「特にコンプライアンス教育は継続して行うことが大切だと考えています。コンプライアンス系のコースは内容が非常に良くできていますので、社員に繰り返し学習してもらう価値はあるという判断です」

社内報を活かしたアナウンス

同社では、受講期間を「必須コースについては開講から2カ月で1コース修了を基本に、1年間で6コースを修了してもらう」ように設定。受講開始のアナウンスや受講管理方法について、人事部研修室の楠瀬由佳子氏が次のように述べる。

「受講開始のような全社員に向けたアナウンスは、『社内グループウェアの掲示板』と『毎月の社内報』の2つを使って行っています。受講管理については、全社員必須コースはコンプライアンス委員会で管理しています。各部署の上長には『上長権限』を付与し、各上長から受講の案内、受講状況の確認、受講督促を行っています」

同社の社員の中には、派遣先に常駐していて会社のメールアドレスを持っていない人もいる。そうした社員を含め、全社員へライブラリのIDとパスワードを社内報に同封して送っている。

集合研修の事前課題としても活用

ライブラリの使い方で、一部、集合研修の事前学習として活用している点にも注目したい。

「例えば、メンター研修前に『メンタリング入門』を、新入社員研修前に『ビジネスマナー基本コース』『仕事の基本シリーズ』を受講してきてもらいます(図参照)」(山口氏)

ここ数年で、入社後4年までの教育はかなり手厚くなってきたというマイスターエンジニアリング。今後は、入社15年くらいまでの中堅層を含めて、全階層で「学習する組織づくり」を推進していきたいという。その中で、ライブラリには中堅層の学習機会としてさらなるコースの拡大や内容の改訂更新を期待しているという同社の今後の活躍に、注目していきたい。

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