企業事例 博報堂 DY アイ・オー 公開セミナーを活用し、障害がある 社員の能力・キャリア開発を支援

博報堂DYホールディングスの特例子会社、博報堂DYアイ・オー(従業員156名※)は、「日本一働きがいのある特例子会社」をめざし、障害がある社員の能力開発・キャリア開発に注力している。その一環として、2016年に日本能率協会マネジメントセンター(JMAM)の公開セミナー「JMAMビジネスカレッジ」を導入し、次世代リーダーの育成に活用し始めた。公開セミナーを導入した目的やその効果などについて、人材開発部長の山口純恵氏に伺った。※2017年7月現在


山口純恵氏
博報堂DY アイ・オー
人材開発部 部長
兼 ダイバシティ推進課 課長

●お問い合わせ先
株式会社日本能率協会マネジメントセンター
ビジネスカレッジ部
〒103-6009 東京都中央区日本橋2-7-1
東京日本橋タワー
TEL:03-6362-4350
FAX:03-3272-8121
E-mail:college@jmam.co.jp
URL:http://www.jmam.co.jp/hrm/bizcall/

異業種交流で視野を広げる

障害者の法定雇用率は段階的に引き上げられる傾向にあり、企業側は雇用において、より一層適切な対応が求められている。そうした状況の中、「日本一働きがいのある特例子会社」をめざすことを経営理念に掲げる博報堂DYアイ・オーは、2014年に人材開発部を新設、社員の能力開発・キャリア開発のためのさまざまな施策を検討・実施し、一人ひとりの自律的な成長の支援に力を入れている。

その中で、管理職に加え、グループリーダー、チーフなどの次期管理職候補を対象とした階層別プログラムの位置づけで導入したのが、JMAMが提供する異業種交流型の公開セミナーだ。導入理由について、山口氏はこう語る。

「当社は事務系の業務が多く、社員は社外に出る機会があまりありません。しかし、業務効率やマネジメント能力を高めるには、アイ・オーという“箱の中”だけで物事を考えるのではなく、異業種交流を通じて外部から刺激を受け、視野を広げることが重要だと考えています。そんな中、JMAMさんから公開セミナーのことをお聞きし、ぜひ受講させたいと考えました」

そこで人材開発部では、管理職や次期管理職候補者の中から15名を指名し、それぞれに適切と思われるコースに参加させた。

課長に昇格した受講者も

山口氏自身も、公開セミナー(「改革を実現するマネジメントシミュレーションコース」)を受講した一人だ。

「社内研修だと、一緒に受講するのは社内の仲間なので、真面目に取り組もうと思っていても、どうしても馴れ合いになってしまう部分があります。その点、公開セミナーは、その日初めて会う人ばかりなので、気構えが違いますし、思い切って取り組むことができます。私の場合、人前で発言することがあまり得意ではないのですが、こういう機会を利用して積極的に発言するように心がけました。最後に同じグループの人から『雰囲気を盛り上げてくれてありがとう』という言葉をいただくことができ、苦手意識が弱まり、少し自信がついたように思います」

「受講者の声」からも、多くの受講者が、異業種交流を通じて何らかの気づきを得ることができたことがうかがえる。井波氏、土肥氏は今年4月から障害がある社員として初の課長職に。また、坪井氏と安部氏も、公開セミナーで得た気づきを活かしながら業務に取り組んでいる。

博報堂DYアイ・オーでは、今後も公開セミナーを活用し、障害がある社員の成長やキャリア開発を支援していく考えだ。

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