〜産休・育休をキャリア向上の好機に〜 パートナーや上司との連携を強化する両立支援プログラム

出産後も働き続ける女性が増える中、産休・育休を有意義に過ごすことは、職場復帰の不安を払しょくするだけでなく、キャリア形成への足掛かりや職場のワーク・ライフ・バランス推進に大きな効果が期待できる。仕事を一時的に離れてもモチベーションを保ち、復帰後を見据えたスキル向上や連携 強化に産休・育休を活かすための「キャリアと育児の両立支援プログラム」の開発を担当し、現在は育休中でプログラム利用当事者でもある、wiwiw(ウィウィ)の佐藤歩美氏に、その活用方法や今後の展望を伺った。

佐藤歩美氏
開発・サービスセンター 部長

●お問い合わせ先
株式会社wiwiw
〒160-0023 東京都新宿区西新宿7-5-25
西新宿木村屋ビル9階
TEL:03-5338-6551(代表)
E-mail:wiwiw@nl-hd.com
URL:https://www.wiwiw.com

育休を成長機会につなげる

育休をキャリア向上の好機につなげることをミッションとして生まれたwiwiw。「キャリアと育児の両立支援プログラム」は、まさに同社サービスの根幹とも言える。

産休・育休は、本人の意識の持ち方次第ではキャリア中断のリスクもはらむ。同社の開発・サービスセンター部長の佐藤歩美氏は、産休・育休中からキャリア形成を意識して過ごすことが、復帰後の働き方に大きく影響すると語る。

「産休・育休からの職場復帰は当たり前になってきましたが、実情を見ると、復帰しても家事・育児に軸足が置かれてしまい、キャリア形成ができていない事例が多く見られます」

職場をいったん離れた女性が復帰後、仕事はほどほどに「専業主婦化」するというのは、本人にとっても、会社にとってもマイナスだ。

「子どもが小学生になれば育児の負担は軽くなると考えていても、実際にはそうはいきません。育児の区切りを待っていると、ずっとブレーキを踏みっぱなしになってしまうのです。また企業が国際競争力向上をめざしたダイバーシティ施策の第一歩として女性活躍を推進する中、育児中の社員を活かせるかどうかが、大きなカギを握るようになっています。育児中も組織に貢献できるよう、仕事への意欲を高め、両立スキルやビジネススキル向上に寄与する支援が、休業中から必要です」

マネジメント力も磨ける講座

「キャリアと育児の両立支援プログラム」は、管理職候補の育成を見据え、モチベーションアップ、スキルアップ、コミュニケーションアップ、育児バックアップ、企業担当者バックアップ、と5つのアップをパッケージ化したサービス構成になっている。

wiwiwは、女性にかかる家事・育児の負荷をパートナーと分担して、女性も仕事により責任を持って働くようマインド形成する支援サービスを強化してきた。その象徴が充実したオンライン講座だ。

高い受講率を誇る「キャリアと育児の両立支援講座」では、子どもの預け先の探し方に加え、パートナーとの分担や上司とのコミュニケーションなど、キャリアと育児を両立するためのノウハウが学べる。

さらに、「ライフイベントをふまえたキャリアデザイン講座」では、長期的な見通しで仕事と向き合い、自己分析やキャリアプランの作成ができる。マネジメント力向上には、ロジカルシンキングやタイムマネジメント、リーダーシップなどの講座がある。他にも語学やプログラミングなど、100講座以上と、充実したその内容は多岐にわたる。各講座は、いずれも育児の隙間時間を有効活用できるようになっている。

佐藤氏は、まだ管理職をめざすことがイメージできない人でもマネジメント講座を受講してほしいと考えている。

「女性の中には、キャリアアップしなくてもいい、管理職になりたくない、という人が多い。それは、周りに女性の管理職が少なかったり、管理職になる面白さやメリットなどが感じられていなかったりするせいです。マネジメント講座を受講することで、管理職に興味を持ったり、管理職の視点を持って仕事に取り組んだりしてほしいと思います」

育児しながらキャリア形成を図るには、パートナーをいかに巻き込むかも重要だ。「パパにおくる育児マネジメント講座」では、イクメン育成だけでなく、男性の育児参画が企業や社会に与える影響も学べるという点で人気が高い。

部下育成力を養うメールサービス

佐藤氏は前職で、初めて産休・育休を取得した際、休業中も職場からのサポートを受けた。

「休業中に社長から毎月、励ましのメールを直接いただいて、とても感激しました。会社の期待が復帰への意欲を高め、復職予定を5カ月前倒ししたのです」

実は、これがwiwiwの情報交換メールだったのだ。上司と休業者の継続的なコミュニケーションを円滑にするためのもので、当事者からも好評だ。同時に、育児中の女性もしっかり育成し期待を示して仕事の機会を与える、というマインドを上司に持たせる、まさにイクボスを育てる取り組みにもなっている。

その他、休業中も刻々と変わる人事や社内ルールなどについて情報共有できるサービスや、書類を手軽にダウンロードできるライブラリも活用されている。

育児中の社員がロールモデルに

労働生産人口が減少し、育児・介護などさまざまな理由で時間に制約がある人が増加する中で、企業にとって一人ひとりの生産性向上は喫緊の課題だ。

「育児中の女性社員が育児をしながらも高い生産性をもって組織に貢献することができれば、他の社員にもいい刺激になります。wiwiwの社員は6割以上が何らかの理由で時間に制約があります。そんな中、全員が性別や時間制約のありなしに関わらず、限られた時間で期待以上の成果を出すというマインドを持ち、ワーク・ライフ・バランスを実現させています」

育児をしながら、仕事でも自分の成長を楽しみつつ働ける女性を増やしていくことが、女性の活躍と組織のワーク・ライフ・バランス実現の好循環を生む良いヒントになると言えるだろう。

wiwiwは今後さらに男性の家事・育児参画推進や女性の管理職候補者育成、仕事と介護の両立に寄与するサービスを充実させていく計画だ。

上司やパートナーを交えたwiwiwの三位一体の考え方が社会全体へさらに浸透し、女性も管理職として働きやすい環境が一層整っていくことを期待したい。

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