スナックラーニングや学習行動の解析が成長を加速させる

「日本初のe ラーニング専門ソリューションベンダー」として、教育とICT の融合をリードしてきたデジタル・ナレッジ。学習管理システム(LMS)『Knowledge Deliver』を中心に、e ラーニングの環境設計から運用サポートまで一貫した対応力に、周囲からの信頼も厚い。今回は企業研修におけるe ラーニングのトレンドやこれからの方向性について、同社の研修ソリューション事業部のトップに聞いた。

研修ソリューション事業部
事業部長
●お問い合わせ先
株式会社デジタル・ナレッジ
〒110-0005
東京都台東区上野5-3-4
eラーニングラボ秋葉原
TEL:03-5846-2131
FAX:03-5846-2132
URL:https://www.digital-knowledge.co.jp/
動画教材作成を直感的に
今やeラーニングの主流となりつつある動画コンテンツ。だが、制作会社へ任せるのは費用がかかり、改訂も難しい。一方で今や誰でも気軽に動画を撮影でき、YouTubeなどの共有サイトで配信できる時代だ。撮影した動画を教材として使うための機能付加や加工編集を自分たちで行えればいいのに、と考える企業も少なくないだろう。
「そうしたニーズに応えようと誕生したのが、『Video+』です」と話すのは、デジタル・ナレッジの研修ソリューション事業部 事業部長の野原成幸氏である。
『Video+』は、同社の学習管理システム(LMS)『Knowledge Deliver』のオプション機能の1つで、ビデオ教材の作成や配信をサポートする。ブラウザ上で直感的に操作できるのが、最大の特徴だ。
「不要部分のカット、テロップ、また映像と一緒に確認したいPowerPoint資料やメモなどの挿入機能があります」(野原氏、以下同)
それだけではない。途中で映像をポーズさせ、クイズやポイント解説のウィンドウの追加も可能だ。
「クリックして確認しなければ先に進めない仕掛けにより、メリハリが生まれ、受講者も見飽きることがありません」
また、各機能に配置した文章を検索する機能もあり、受講者は部分的な再視聴も可能だ。
「作成した動画の再編集も簡単です。法改定などで元の映像の情報が古くなったとしても、テロップやメモ機能で補足できるので、撮影し直す必要もなくなります」
また『Video+』は動画共有サイトにアップした動画を用いる仕組みのため、スマートフォンやタブレットなどモバイル端末からの視聴でも問題なく作動するという。

スナックラーニング
モバイル端末といえば、今や誰でも手にするようになったが、業務用としても外回りの多い営業職や店舗営業が主となる小売業や飲食業を中心に普及が進んでいる。これらの職種や業種は、外出や接客などにより、まとまった学習時間の確保が難しいと言われている。
そこで注目を集めるのが“スナックラーニング”だ。モバイル端末を用いて、わずかな空き時間やすき間時間に学ぶ手法である。1回のコンテンツで扱う内容や時間を少なくし、回数を多くして学習量を補う。まさに、いつでもどこでも学べる仕組みである。
限られた時間で効率的な学習を実現するには、コンテンツの質がより重要となるが、教材作成機能が充実した『Knowledge Deliver』ならば、教材づくりや学習設計を自在にコントロールでき、スナックラーニングに必要な機能も備わっていると野原氏は話す。
「レスポンシブインターフェイスもその1つです。スマートフォン、タブレット、パソコンと、デバイスを問わず学ぶことができます」
だが、スナックラーニングには課題もある。
「1回の学習時間が短く細切れになるので、“事前・事後テスト”などの効果測定の実施が難しいとされています。学習の事前・事後にテストやアンケートを実施する、テーマに応じてスナックラーニングと従来型を使い分けるなど、目的に合わせて教材構成に工夫が必要でしょう」
また、社員個人の端末からのアクセスを許可する場合、情報漏えいのリスクが高まる。
「近年は動画を中心に、ダウンロード後に視聴期限を設ける仕組みとして、DRM(Digital Rights Management)等の技術を用いたコンテンツ保護が注目されています。あとは、アクセス可能なIPアドレスの制御などが考えられます。『KnowledgeDeliver』にはアクセス管理やセキュリティ機能が充実したオプション機能『Video+SS』もあるので安心してお使いいただけます」
既に多くの企業での導入実績を誇る『Knowledge Deliver』は、スナックラーニングの事例も豊富だ。大塚製薬では、MR職向けの研修を行い「5分で学べる動画コンテンツ」を揃えることで、視聴率が大幅にアップした。また、OJTとeラーニングを連動させ、ストアスタッフの早期育成に成功したのがドミノ・ピザだ。新たに覚える業務の事前学習が可能になり、トレーニング時間を短縮。出店ペースに合わせたストアマネジャーの育成を実現させたという。
ビッグデータ活用の時代へ
ここ数年、「ビッグデータ」が注目を集めているが、教育業界でも例外ではないと野原氏は指摘する。
「テストの点数や結果はもとより、成績優秀者、あるいは途中でリタイアしてしまう人たちの学習行動特性を解析する動きが見られます」
eラーニングは、受講日時や回数、テストの得点などの記録や蓄積も得意である。これらの集計や解析を繰り返すことで、より効果の高い学習設計が可能になるというわけだ。
「『Knowledge Deliver』は受講者の学習履歴の管理機能も充実しています。データはxAPIという規格に準じており、教育ビッグデータを扱うLRS(Learning Record Store)にも対応しています。LRSを用いれば、『Knowledge Deliver』で集めたデータと他のシステムから得たデータを合わせ、さまざまな観点から学習活動を分析できるのです」
デジタル・ナレッジでは、既にLRSである『Knowledge Recorder』や『Analytics+』というデータ活用サービスの提供を開始している。
今後、LMSを通じたビッグデータ活用により、高い学習効果を生み出し、人材の早期育成に役立つことが期待される。
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