集合研修に匹敵する“考え抜かせるeラーニング”とは?

遠隔地の営業所が多く集合研修を実施するのは難しいが、e ラーニングの学習効果では物足りない─そんな悩みを解消するのが、プレセナ・ストラテジック・パートナーズのプレセナ・ラーニング・システム(以下、PLS)だ。PLS とはどのような手法なのか、どう活用するのが効果的なのか、同社代表取締役CEO の岡安建司氏にお話を伺った。

岡安建司氏
代表取締役CEO

●お問い合わせ先
株式会社プレセナ・ストラテジック・パートナーズ
〒102-0072
東京都千代田区飯田橋4-7-10
飯田橋セントラルビル9F
TEL:03-5856-8859
E-Mail:info2006@precena.com
URL:https://www.precena.com

従来の手法の悩みを解消

プレセナ・ストラテジック・パートナーズは、これまで経験と勘に頼っていたビジネス・スキルの体系化と普及をめざし、2006年に設立された企業だ。設立当初から問題解決やロジカルシンキングといったビジネス・スキル研修を提供し、好評を博している。

しかし、「遠方からの参加者が多く、多額の交通費、宿泊費がかかってしまうのを抑えたい」「受講者は忙しいので、効率的に時間を使いたい」といった要望が少なからずあったという。

一方では「動画を眺めているだけで、どの程度効果があるのか」「いろいろなパッケージがあるが、どれも自社の学習目的とは少しずつ違っている」といったeラーニングや通信教育に対する悩みも聞いている。こうしたことから、同社代表取締役CEOの岡安建司氏は、新しい教育の手法が必要だったと述べる。

「従来のeラーニングは集合研修と違って手を動かさないこと、フィードバックがないことが問題でした。そうした点を解消し、“考え抜かせる”ことをコンセプトに開発したのがPLSです」

PLSとは?

PLSは一般的なeラーニングとは違い、画面上で解説を聞くだけではなく、回答ボックスに自分の考えをアウトプットし、ウェブボードで振り返りながら講師の解説を聞くことで、実務に活かせる気づきを得られるウェブ・ラーニング・システムだ。

「当社は年間1500〜2000講座の集合研修を実施する中で、設問に対して受講者がどういった時に間違えるのか、それに対してどういったフィードバックをすると良いのかというノウハウを蓄積しています。それを活かして、PLSではよくある回答やよくある間違いを紹介し、気づきを促す仕組みになっています」(岡安氏、以下同)

従来型の1Wayのeラーニング(講師から受講者への一方通行)、2Wayの集合研修(講師と受講者の双方向)に対して両方の良いところを取った、いわば1.5Wayとでも言うべき擬似双方向型の手法がPLSだ。つまり、eラーニングのように安価で、いつでもどこでも受講可能でありながら、集合研修のような気づきを促す仕組みを持っているため、より高い学習効果が期待できる。

こうした仕組みをつくることができるのは、同社がシステム開発担当のエンジニアを自社内に有しているからだ。集合研修で講師が得たノウハウや、営業担当がクライアントから得た情報を直接開発に活かすことができる。システム開発を外注する方法では、こうはいかない。

もう1つ、PLSの良いところは学習管理を徹底してできる点にある。

「ウェブ・ラーニングの良いところは、あくまでも個人学習という点です。集合研修のグループワークなどでは、本当に個人の能力が上がったのかどうかまでは分かりません。PLSは他のeラーニングと同様に、いつ学習したか、どう学んだかを管理できますし、いつ演習が出てくるか分からない仕掛けになっていますから、学んだふりをすることはできません」

さらに、PLSはコンテンツの内容を導入する企業に合わせてカスタマイズできる点もポイントだ。

業種や受講者の階層によって実務的なアドバイスを盛り込んだ専用動画を作成する、または研修で実績のあるモジュールの中から企業に最適なモジュールをセレクトすることが可能で、専用動画と汎用動画を組み合わせた、その企業独自のウェブ・ラーニング・プログラムを作成することもできる。

PLSを事前学習として集合研修と組み合わせる、アセスメントと組み合わせるといったことも可能だ。

「事前学習としてeラーニングを活用する企業も増えていますが、単に事前の知識習得にとどまってしまうと、結局は集合研修で振り返りが必要になります。事前にPLSで集合研修並みの深い学習ができていれば、実際の集合研修では、すぐに自社課題などの議論すべき内容に入ることができます。特に、多忙な幹部や幹部候補生の時間を有効に活用したい場合にお勧めしたい組み合わせです」

さらなる進化に向けて

現在、PLSはバージョン2だが、来年度にはバージョン3が登場する予定だ。バージョン3では教材の中身の改定に踏み込み、より個人の習熟度を上げるための仕掛けをつくっているところだ。

例えば、個人の学びの深さに応じて設問が変わり、学習の動線が変わっていく。集合研修で、講師が受講者の顔を見ながら設問を変えるようなイメージだ。

「もう1つ、学びを可視化することを考えています。受講後に、何が得意で何が苦手かをレーダーチャートで表し、自分の学びが一目で分かるようにするのです。当社にはスキル・アセスメントを点数化するノウハウがあるので、それをウェブに応用する形です。業種・業態別の平均に対して、自分がどのレベルにいるのかまで分かるように、開発を進めているところです」

さらに、多言語対応も今後のテーマだ。現在、教材の約半分は英語対応となっているが、今後はタイ語、インドネシア語などにも対応していく予定だという。

従来のeラーニングの枠を超えて進化し、集合研修に匹敵する“考え抜かせるeラーニング”PLS。自社独自の教育をウェブ上で展開したい企業にとっては心強い味方だ。

また、集合研修の代替としてコマ数削減にも使えるため、研修費用を抑えたい企業にとっても魅力的な手法だと言えるだろう。

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