日本語を学ぶ外国人従業員をインストラクターが親身に支援する「KUMON日本語プログラム」

近年、日本国内に勤務する外国人従業員が増えているが、中には、十分な日本語力を持たずに来日する従業員も少なくない。こうした在日外国人が日本語力を高めるための手段として注目されるのが、公文教育研究会の「KUMON 日本語プログラム」だ。学習者一人ひとりに担当インストラクターがつき、指導するところに定評がある。今回は、インストラクターを務める蔭井真有美氏に、この仕事への思いや、普段心がけていることなどを聞いた。

公文教育研究会
KUMON 日本語プログラム インストラクター
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海外からの駐在者に恩返し
KUMON日本語プログラムは、プリント・CD教材による通信学習とスカイプによるOnline音読レッスンを組み合わせ、日本語を読む・聞く・書く力を身につける学習法である。学習者は、入門から上級まで、自分の日本語能力に応じたレベルからスタートし、自分のペースで「無理なく・無駄なく」学習できる仕組みとなっている。自学自習が基本だが、それを支援する存在として、学習者一人ひとりに担当のインストラクターがつくようになっている。インストラクターの役割は、まず、学習期間や目的など、学習者の条件に合わせて最適なプランを設計する。学習開始後は、学習者から送られてくる学習済みのプリントを採点・アドバイスして返送するほか、月2回のOnline音読レッスンを通じて読み方や発音の確認を行う。学習の進捗状況を把握し、学習者の学ぶ意欲を高めるサポートも行う、学習者にとって心強い存在だ。
蔭井氏もその一人で、2013年秋からインストラクターを務めている。公文に応募した理由を、蔭井氏は次のように語る。
「夫の転勤で、子どもたちが幼い時にシンガポールに住んでいました。その際、英語でさえコミュニケーションを良好にするのに苦労しました。ですが、現地の方たちに助けていただき、あっという間に第二の故郷になりました。そのため、今度は私が海外からの日本駐在者の方に恩返しをしたいと心から思いました。また、シンガポールでインターナショナル校に通っていた子どもたちにKUMONで日本語を学ばせた経験から、英語が母国語の人たちがぶつかる日本語の壁を知っているため、その部分をサポートできる!と考え、募集広告を見てすぐに応募しました」
蔭井氏のように、海外在住の経験があり、その時に助けられたことの恩返しがしたいと考えてインストラクターになる人は多いそうだ。
学習者のサポーター
インストラクターの役割は「学習者のサポーター」だと蔭井氏は話す。
「生徒さんにとって、日々の学習は孤独ですので、常に寄り添って『応援していますよ』という姿勢で接するように心がけています」
KUMONの良さは、どのようなところにあるのだろうか。
「生徒さんには“KUMONマジック”という言葉を使って説明するのですが、らせん階段のように、目の前のステップを一歩一歩、少しずつ進んでいくことによって、いつの間にか以前より高い場所に来ている、という学習法です。そのため、『着実に力がついていくから、地道に頑張りましょう』とお伝えします」
普段の指導では、次のような点を心がけているそうだ。
①進度の調整
「よく海外に出張される方もいらっしゃるので、最後にはきちんと目標に到達できるように、スケジュールを一緒に考えるようにしています。1つの教材が終わったら、次に学ぶ教材のレベルを考えるのもインストラクターの役割ですが、本人にとって難しすぎてもやさしすぎても良くないので、常に少し高いハードルになるよう心掛けています」
②学習意欲の向上
「地道な学習のため、生徒さんは長いトンネルに入ったような気持ちになることもありますので、『このレベルをクリアすれば、こんなことができるようになりますよ』とトンネルの先のゴールを示すようにしています。また、教材で学ぶ内容が生徒さんの実生活にどう役立つかが分かったほうが、学ぶ意味を感じていただけるので、『このフレーズができるようになると、商談がスムーズに進みますよ』といったように、生徒さんの仕事と関連づけた説明をするようにしています。
中には、会社から言われて仕方なく受けているという方もいらっしゃいます。そんな方でも、成功体験が得られると学習意欲が高まりますので、『よくここまで進みましたね』『仕事もしながら、これだけ勉強できて、すごいですね』などと、しっかり褒めるようにしています」
③自習の習慣づけ

「『まず“ 公文時間”を決めてください』とご提案します。学習する時間を決めることで、仕事で忙しくても、『この時間には公文をやらないと』という意識を持てるようになり、学ぶ習慣を徐々に身につけられるようになります」
④教材の採点
「プリントに×(バツ)が多いと、嫌なものですよね。ですから、あまり×を大きく書かないようにして、ヒントになりそうなところには下線を引いて、気づきやすくしています」
⑤Online音読レッスン
「効果的な学習方法を記した『スチューデントガイダンス』があるんですが、読まない生徒さんが多いので、必ず初回に、一緒に読み合わせをするようにしています」
日本を好きになってほしい
蔭井氏の話からうかがえるのは、学習者を温かく支援する姿勢と、「日本語力を高めてほしい」という強い思いだ。
「外国の方々にとって、日本は文化が特殊で、とても難しい国だと思います。そんな方々に、公文での学習を通じて、日本の文化に触れ、日本を好きになってほしいという気持ちで接しています。『毎日、地道にやる』『毎月きちんと提出する』『Onlineレッスンは約束した時間を守る』といったKUMONの学習法は、日本文化そのものであり、KUMONでの学習を通じて、忍耐力や持続力なども学ぶことができます。その体験は、日本の企業で働くうえでもプラスになるはずです」
外国人従業員にとって、仕事の都合で日本に来て、不慣れな環境の中で仕事をしながら日本語を学ぶことは大変なことに違いない。しかし、蔭井氏のように、学習者に常に寄り添いながら、親身になって学習をサポートしてくれる人がいてくれれば、とても心強いのではないだろうか。
外国人従業員の日本語力を高めて生産性を向上させたい、外国人従業員の日常生活のストレスを取り除きたいと考える企業は、一人ひとりに最適な学習を提供する、KUMON日本語プログラムを活用してはいかがだろう。
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