世界で求められる能力とは何か?真のグローバル人材を育むプレセナ社の育成プログラム

問題解決を核に、集合研修、研修内製化支援、e ラーニングなどを通して企業の成長を支援するプレセナ・ストラテジック・パートナーズ。トヨタ、三菱商事などの一流企業を顧客に持つ同社が新たに開発したグローバル人材育成プログラムは、大手企業からも注目を集め、導入社数も増加している。そもそも同社がなぜグローバル人材育成に関わったのか、同社のプログラムの特徴は何か、創業者の高田貴久氏にお話を伺った。

高田 貴久氏
株式会社プレセナ・ストラテジック・パートナーズ
創業者
元ボストン・コンサルティング・グループ
シンガポール国立大学 アジアパシフィックEMBA コース在学中

●お問い合わせ先
株式会社プレセナ・ストラテジック・パートナーズ
〒102-0072 東京都千代田区飯田橋4-7-10
飯田橋セントラルビル9F
TEL:03-5856-8859
E-mail: info2006@precena.com
URL:http://www.precena.com

「グローバル・スキル」の勘所

今年、創業10周年を迎えたプレセナ・ストラテジック・パートナーズ(以下、プレセナ社)。全てのビジネス・パーソンに必須のビジネス・スキルである問題解決研修を軸に経営人材の育成を行う企業だ。現在の社員数は48名。マッキンゼー、マーサー等のコンサル出身者や一流事業会社出身者が講師に名を連ね、米国、シンガポール、インドネシア等の外国籍を持つ正社員も多く、10年連続で成長を続けている。

プレセナ社はここ数年、グローバル人材育成のニーズを強く感じていたという。創業者の高田氏はグローバル・プログラムの開発にあたり、国内の経営を他の取締役に任せて自らがシンガポールに移住。現地法人「Precena Strategic Partners Pte.Ltd.」を設立し、日系企業へのヒアリングを行いつつ、同時にシンガポール国立大学のEMBAコースにも通う。

「グローバル・スキルとは一体何なのか。自分がよく分からないものを、お客様には提供できませんからね。英語に自信のない日本人がグローバルで活躍しようとするときにどんな苦労をするか、自ら体験してみたわけです」笑いながら高田氏はこう語った。その後、ビジネスを軌道に乗せるまでに高田氏本人が体験したさまざまな課題を元にグローバル・スキルを定義し、プログラムの開発に生かしていったという。

「案外必要な能力」とは

「グローバル・リーダーに必要な能力は、異文化理解力、コミュニケーション力、リーダーシップ……どれもよく耳にしますよね。否定はしませんが、実は案外、もっと重要な能力があるんですよ」

高田氏によると「国内リーダー」と「グローバル・リーダー」には大きな違いがあるという。それは情報量とメンバーの差だ。

例えば、本社でのマネジメントは、「会社方針は明確」「メンバーの方針理解度も高い」「ビジネス環境の変化は遅い」「戦略は確立済みで、問題解決には前例がある」といった中で行うこととなる。

しかし、海外拠点では「会社方針は不明瞭」「メンバーの理解度は低い」「ビジネス環境の変化は急激」「戦略は構築途上で、問題解決は前例がない」といった“ないない尽くし”の中でのマネジメントを強いられる。こうした中でも活躍できる人材には、どのような力が求められているのか。

「グローバル人材に絶対に必要な能力は、数字でバックデータを示すことができる『ファクト・ベース・コミュニケーション』の能力と、議論を書きながら整理する『ファシリテーション』の能力です」

コミュニケーションの基礎言語であるロジカルシンキングは必須の能力だが、グローバルで活躍するためにはファクト・ベース・コミュニケーションとファシリテーションが絶対に欠かせない。日本人にとって母国語ではない英語で議論し、バックボーンの異なる相手を説得することはかなり難しい。

しかし、数字で根拠を示したり、ホワイトボードや紙を使って議論を書きながらまとめることができれば強力な武器となる。

「もちろん語学力を高めることも必要ですが、相手の語学力が高いとも限らないんです。空中戦で口だけで話しても噛み合わなくて当然です。口だけで説得できないなら、データを出す、紙を出す。私は前職のコンサルティング会社で身につけていたこれらの能力が、海外では非常に使える武器だと実感しました。これができるだけでも、コミュニケーション力、説得力が全く変わってきます」

また現地メンバーの特徴を客観的に理解し生かす「ストレングス・ベース・マネジメント」も有用だ。これはストレングス・ファインダー®という診断ツールを用いてメンバーの強みを客観的に理解し、それに基づく業務配分やチーム運営、コミュニケーションを行うものだ。生まれも育ちも異なり、言葉も十分には通じにくい現地メンバーを理解するには必須のスキルである。

大企業が続々導入中

イオン・アジアでは、プレセナ社のグローバル・リーダー研修を導入。3日間の研修を4回行う4カ月間のプログラムで、アジア各国のリーダー候補20名に対し、経営理念の浸透と今後のイオンの成長に向けた提言を作成するワークショップを実施した。

日本市場を開拓したいというドイツの企業インフィニオンに対しては、インフィニオン・ジャパン主導で「ドイツ本社に日本企業の文化・仕事の進め方を理解させる」研修を実施している。企業の求める形に応じて、自由に研修のカスタマイズを行うことができるのがプレセナ社の強みだ。

さらに研修講師は100%自社講師であり、海外における研修でも外部の委託講師を使わない点もプレセナ社の特徴だ。日本とシンガポールの拠点から、あたかも人工衛星のように世界を飛び回る「サテライト講師」がプレセナ社独自の付加価値を生み出している。世界各地で最新の情報を仕入れた講師陣が情報を共有し、それぞれの講師が顧客に新たな提案ができる点も強みである。

プレセナ社では本年中にインドネシアに現地法人を立ち上げる予定で、さらに中~長期的には中国、北米、欧州への進出も視野に入れている。

自ら世界に打って出るプレセナ社は、グローバル人材育成に悩む企業にとって、心強い「ストラテジック・パートナー」だといえそうだ。

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