企業事例:ニコン 「ロゼッタストーン」を活用し “会話力トレーニング”を強化

大手光学機器メーカーのニコン(本社:東京、従業員数:連結2万5415名)では、今年6月、オンラインの語学トレーニングプログラム「ロゼッタストーン」を導入し、社員の自己啓発による語学力強化に活用している。ロゼッタストーンは、1人で学べるトレーニングとネイティブコーチとのオンラインレッスンが融合したプログラムである。同社の語学教育を担当する人事部能力開発課の北村愛氏に、導入の経緯や活用状況などを伺った。

北村 愛氏
株式会社ニコン
人事・総務本部
人事部 能力開発課
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コーチと何度でも話せる
海外の売上比率が全体の8割を超え、外国籍社員の採用も増えているニコンでは、社員の語学力を高めるため、集合研修や通信教育で、さまざまなバリエーションの語学教育を提供している。そんな中、今年新たに導入したのがロゼッタストーンである。その理由を、北村氏は次のように語る。
「研修受講者にヒアリングをすると、なかなか話せるようにならないという声をよく聞きます。集合研修は継続しにくいですし、通信教育では話すトレーニングは困難です。そこで、新たな学習方法として注目したのがロゼッタストーンでした。最も魅力を感じたのが、法人契約の場合、ネイティブコーチとのオンラインレッスンが制限なく受けられる点です。また、発音が正しいかどうかを“見える化”して判定する機能があるため、独学でも正しい発音を身につけることができます。さらに、パソコンだけでなくスマートフォンやタブレットからも学習できるため、社員は自分の都合のいい時間に利用できます。こうしたメリットから、社員のニーズに応えられるツールだと考え、会社への導入を働きかけました」
その結果、費用の全額を会社が負担する形で、トライアルとして100名の定員で実施することを決定。希望者を募ったところ、定員の2倍近い応募があり、112名が受講することになった。学習期間は1年間だが、自己啓発のため、就業時間外の学習が基本だ。
役職者や赴任者も利用
ロゼッタストーンの受講者は多岐にわたっている。学習時間ランキングの上位に多いのが40~50代の管理職だ。
「当社では管理職を対象とした3カ月間の英語研修を実施していますが、研修で基礎をつかんでも、継続してネイティブと話す環境がないと、英語力が保てないと考える管理職が少なくありません。自身のライフスタイルに合わせて学習できるので、忙しい管理職に適しているのかもしれません」
その他、海外の出張先や赴任先で学習を継続する社員や、産休・育休期間中に自宅で受講する社員もいる。また、自己啓発とは別の枠で、外国籍の内定者が日本語で話す力を高めるためにも、ロゼッタストーンが活用されている。社員とロゼッタストーンの相性について、北村氏は次のように捉えている。
「当社には比較的シャイな社員が多いため、オンラインで個別に学習するほうが向いているように思います。特に40代くらいになると、研修では周囲が気になってしまい、わからないことがあっても質問できないという人が多い。そういう意味では、ロゼッタストーンは当社に合っているのではないかと考えています。また、関東近郊の遠隔地に勤務する社員にとっては、集合研修のために数日間外出するよりも、オンラインで1年間学ぶほうが理にかなっているようです」
SNSで情報共有も
北村氏は、ロゼッタストーンの開講と同時に、受講者のコミュニティとして、ロゼッタストーン受講者専用の社内SNSを立ち上げた。疑問点の相談をしたり、進捗状況を報告し合うなど、気軽な情報共有の場として有効利用されている。北村氏もSNSを利用して、学習時間上位者のランキングを紹介したり、受講者の疑問に答えたりするなど、情報発信を行っている。
このようなサポートの効果もあり、開講から3カ月間の総学習時間は約2050時間、1人当たりの平均は月6時間以上と、ロゼッタストーン受講者全体の平均を大きく上回る結果となっている。自身も英語を受講する北村氏は、次のように評価している。
「私は日常英会話ができる程度のレベルですが、トレーニングを通じて英語の基礎を見直すことができ、それをオンラインレッスンで確認できるので、たくさんの気づきを得られます。特にオンラインレッスンは、いろいろな国の人と同じ時間を共有できて楽しいですね。同じ質問に対して、何通りもの答え方があることがわかり、多角的に学べます。初心者はもちろんのこと、これまで勉強を重ねてきた人にも勧められます」
同社では、12月に第2期の募集を100名規模で行う予定だ。それに加え、海外赴任予定者には、赴任前に言語に慣れてもらうため、3カ月限定で使用できるアカウントを発行する。
「赴任前の方にはマンツーマンのレッスンを設けているのですが、業務が忙しいためになかなか通える人がいません。そこで、ロゼッタストーンをトライアルで利用してもらおうと考えています」
ロゼッタストーンの活用により、同社の語学環境は一層充実したものになりそうだ。
学習者の声
学んだことが頭に残りやすい

安住 美菜子 氏
ガラス事業室
事業開発部
開発課 第二開発係長
中国や台湾への出張が多いため、会社で中国語の研修を一通り受けました。その後はラジオの中国語講座を聴きながら通勤していますが、話す練習ができません。そこで、話す練習ができるロゼッタストーンの受講を申し込みました。ほぼ毎日、就寝前にタブレットで学習しています。eラーニングは初めてですが、テキストを読むよりも取りかかりやすく、やろうという気になります。同じ言葉を繰り返し練習する仕組みなので、学んだことが頭に残りやすいですね。先日台湾に出張した際も、学習した言葉が頭に浮かんできました。今後もトレーニングを続け、現地のお客様とビジネスの会話ができるようになりたいです。
外国人との会話に慣れてきた

小西 浩 氏
コアテクノロジー本部
製造技術統括部
レンズ部
技術課 第三技術係長
会社で2日間の英語研修を受けたのですが、その後は英語を話す機会がなく、なるべく頻繁に話せる機会がほしいと思っていました。ロゼッタストーンはネイティブコーチとのオンラインレッスンを何度でも受けられると聞き、受講を申し込みました。ラジオ英会話や通信教育はなかなか続きませんでしたが、ロゼッタストーンは写真がきれいで飽きません。オンラインレッスンは25分という時間がちょうどいいですね。コーチの方が上手に褒めてくれるので気持ちよく話せますし、自分ができていない部分もわかり、外国人との会話にも慣れてきました。仕事で英語が使えるようになることを楽しみにしています。
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