企業事例:株式会社コスモステクニカルセンター “英語が話せる研究者”をめざし「ロゼッタストーン」で 全社員が学習

化粧品や医薬品などの原料の開発・製造・販売を手がけるニッコールグループの研究開発を担う、コスモステクニカルセンター(本社:東京、従業員:45 名)では、今年4月から全社員が語学ツール「ロゼッタストーン」を活用した英語学習に取り組んでいる。ロゼッタストーン導入の経緯や運用方法などについて、同社総務部部長の山田政治氏に伺った。

コスモステクニカルセンター
総務部 部長
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英語学習の停滞感を打破
化粧品原料では国内トップクラスのシェアを誇るニッコールグループ。これまでは国内の化粧品市場を中心に安定したビジネスを展開してきたが、国内市場の飽和・縮小傾向を踏まえ、アジア新興国をはじめとする海外市場へのビジネス拡大が課題となっている。そこでグループでは、数年前より「2020年の英語公用語化」を掲げて社員の英語力向上に取り組んできた。
「グループのR&Dを担うコスモステクニカルセンターは、社員のほとんどが研究者ですが、新しい製品、新しいサービスを生み出し、世界に発信していくためには、英語は必須のツールとなっています。これまで、毎年のTOEIC受験、無料の社内英会話教室、自己啓発による英語学習への費用補助など、さまざまな取り組みをしてきましたが、2020年のゴールイメージが不明確だったこともあり、英語学習への取り組みはなかなか活性化しませんでした」
遅々として進まない状況に危機感を抱いた山田氏は、英語学習に関する社内調査を行った。
「アンケート結果からわかったのは、社員の多くが仕事を通じて英語力が向上する施策を求めているということでした。しかし、私たちの本業は研究開発であり、英語習得を優先して仕事が滞るようでは本末転倒ですから、仕事を通じた英語学習にはやはり限界があります。その一方で、自己啓発に取り組んでいる社員が半数ほどおり、その多くが英会話教室に通っていました。しかし、週1回程度では英語を話す絶対量が足りません。これらの状況を踏まえると、これまでの英語力向上施策を継続しながら、さらに仕事外の時間に、ある程度自由に、そして何より、毎日継続して学習できるツールが必要だ、との結論に至りました」
そこで同社では、2020年のゴールイメージを明確にすると共に、英語学習ツールを導入し、社員の英語学習に対する意識とアクションを変えることをめざした。
話す力の習得に最適
さまざまな英語学習ツールを検討する中で、山田氏が最適なツールと判断したのがロゼッタストーンだった。
「社員の英語習得の状況を見ると、論文等を通じて英語を読むことは日常的に行っていますが、実際のビジネスで最も必要とされる英会話、つまり『英語を聞いて話す』という機会はなかなか得られていませんでした。ロゼッタストーンを採用した決め手の1つは、この聞いて話すことに重点が置かれていること。特に『毎日英語を話せる』ツールは、ロゼッタストーン以外には見当たりませんでした。そしてもう1つは、学習の進め方がとてもわかりやすいこと。共通のプログラムに沿って順番に学習していけばよいので、誰もが迷うことなく学習を進めていくことができます」
導入前の社員十数名によるトライアルを経て、英語を聞いて話すという、自分たちにとって最も不足している部分を鍛えてくれると確信した。また、法人契約ではWeb上でネイティブコーチとのグループレッスンが無制限で受講できるところも、大きな魅力だったという。
学習意欲を高める工夫も
2015年4月1日、山田氏は経営トップと共に「今年が本当の意味で英語化キックオフの年だ」と宣言し、次のように呼びかけた。
「言語習得のカギは、一定量の学習を毎日続けること。仕事の中だけでその状況をつくり出すことはやはり難しい。ロゼッタストーンは学習を毎日継続できることに重きを置いたツールであり、最後までしっかり学習すれば、1年後には必ずや英会話力が一定レベルにブラッシュアップされる。研究者としてのキャリアを積み重ねていくためには、英語は欠かせない標準ツール。何よりも自分自身のためにやろう」
こうして、全社員によるロゼッタストーンでの英語学習がスタートした。
学習開始後は、毎月、学習時間の多い社員上位5名と平均値を公表。また、各レベルの学習を終えると修了証を発行するなど、社員の学習意欲を高める工夫をしている。さらに、学習スタート時には、英語スピーキング能力を測定するテストであるBULATS(ブラッツ)を全社員が受験。1年後に再度受験し、1年間の学習効果を測定する予定だ。1年後の目標として、BULATSは全員がCEFR基準でB1レベル以上、TOEICは全社平均650点以上を掲げている。
「英語学習、仕事、プライベートのバランスをとらなければなりません。その点、ロゼッタストーンは一つひとつのレッスンが5分~30分程度と短く、生活の中に組み込みやすくなっていますので、とにかくみんなで一緒に1年間走り切ろう、という雰囲気になっています」
ロゼッタストーンを始めてから、社内の英語に対する空気は明らかに変わったそうだ。
「ロゼッタストーンという共通の話題ができたので、みんなで楽しみながら、また競い合いながら学んでいます。社員とは、『ハードルは決して低くはないけれど、1年後に英語が話せるようになっている自分を想像すると、ワクワクするよね?』と話をしています」
ロゼッタストーンを活用しながら、英語学習に全社で取り組む同社。1年後の成果が大いに期待されるところだ。
学習者の声
ネイティブコーチとのレッスンが楽しみ
藤森 成 氏 研究管理室 副主任研究員
私自身の負けず嫌いな性格もあってか、他の社員に後れを取りたくないので、時間があればロゼッタストーンに取り組んでいます。ネイティブコーチとのオンラインレッスンは、毎日少なくとも朝・晩の2回は受けています。海外のさまざまな先生と話ができるので楽しいです。始めてまだ1カ月程度ですが、たくさんレッスンを受けているので、次第に外国の人と話すことが怖くなくなってきました。最初の頃は何か聞かれても、言葉が出てこなくて固まってしまうことがよくありましたが、最近はほとんど話を返せるようになっています。この調子で続けていけば、いずれは海外で仕事ができる時がくるのかなと、夢が広がっています。
英語のフレーズが自然と出てくるように
梅澤 香奈 氏 研究管理室 副主任研究員
これまで英会話教室に通ったりしてきましたが、週1回程度で話す機会が限られるのが課題でした。その点ロゼッタストーンは、隙間時間などを使って、毎日継続して話すトレーニングができ、学習を習慣化できるところがいいですね。私の場合は通勤時間にスマホで学習したり、夜寝る前にオンラインレッスンを受けたりしています。こちらからは先生の顔が見えますが、先生には音声しか届きませんので、いつでも気兼ねなくレッスンを受けられます。まだ始めて1カ月ほどですが、海外旅行で現地の人に話しかける時に、自然と英語のフレーズが出てくるようになり、以前よりも度胸がつきました。
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